アフガン少女
30日の早朝、NHKで何かを受賞した番組を特集していました。その中で、アフガンの戦乱で窮境に追い込まれた少女を主人公にしたアフガン人製作の映画―役としてもそうだし、演じている出演者も皆そうでした。―の製作過程を描いた番組を見ておりました。
当初の製作予定では、映画のラストで、その少女が虹に向かって走る場面になるはずでしたが、最終的には、そうした希望をにじませる場面は全て削除され、アフガンの現実を赤裸々に描いた映画になったようです。
実際、ああした窮境に実際に置かれている少女に、笑顔を見せながら虹に向かって走るように求めること自体が無理な注文ですし、アフガン傀儡政権に奉仕する虚構の映画にしかならなかったでしょう。
それにしても、出演者―現実にも種々の被害に遭った人達―が、口々に、「ロシアが(!)」「タリバンが」と非難していたのを見て、尚更にアフガン人の窮境が滲み出ていたように思います。
かつてアフガンに「侵攻」したとされるのはソ連です。その「侵攻」にしても、学校や病院を集中的に砲撃するならず者集団を制圧するためでした。又、タリバンは、麻薬取引を禁圧すると共に、こうしたならず者集団が少女などを拉致したりするのを指弾し、実際、ならず者集団の「将軍」に直談判して、拉致された少女を取り戻した例もあったそうです。
アフガンを集中的に破壊したのは米帝そのものです。勿論、軍閥と言うべきならず者集団の内戦によって破壊されたものも多いでしょうが、テレビで報じられたほどの破壊力を持つのは米軍だけだったでしょう。
実際にアフガンで破壊殺戮行為を行ったのが米帝に他ならないことをよく知っているはずです。それを口に出せないところに、アフガンの傀儡政権の支配下にある住民が、今も尚、米帝の圧政に苦しんでいることが滲み出ていたと思います。

